ナンピンは1回まで

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デイトレの悪手・失敗パターン。

 

次はナンピン買いして損するバターンだ。

 

ナンピンとは「難平」とも書くようだが、簡単に言うと、同じ株を異なる価格で買って、購入平均額を変えてしまうということだ。

 

英語では「アベレージング」になってるので、ガタガタしているのを平らにするということで、難平という漢字になってるということらしい。

 

さて、一般的なナンピンというと、株価が急落してしまったときに損切りをせずに、株価の急落が落ち着いたところで買い増しして、平均購入単価を下げることだ。

 

たとえば300円で買い付けた株が急落して、250円まで下がってきた時に、持ち株と同じ株数だけ買い増せば、平均購入単価は275円まで下がる。

 

300円で買い付けたまま放置すると、株価が300円を超えなければ利益は出ないが、ナンピンすると株価が275円以上になれば、利益が出せることになるわけで、良い方法だと思ってナンピン買いしてしまう。

 

下落トレンドで反発期待のナンピン買いなので、「ナンピン買い下がり」と呼ぶが、これはあくまでも株価が回復するという予想をして株を買い増す方法だ。

 

株価が急落した場合、半値戻しとか3割り戻しとか、下げた分の30%強戻ることが多いので、ナンピンした価格より株価が上回れば、最初に買った株の含み損は減る。

 

ただし、ナンピン買い下がりの場合、持ち株数が増えてしまうため、買い増し地点よりさらに株価が下がると、含み損の増え方が速くなって大損になるケースも多い。

 

デイトレ銘柄のような、値動きが激しい株の場合、下がり始めたらもうドンドン下がり続けるので、ナンピン買いしても、たいていは助からない。

 

なのでデイトレーダーが書いた本などには、「ナンピンは1回まで」などと載ってたりする。

 

ナンピンしても上がらなかったら、あきらめて損ぎるか、塩漬けにするしかないからね。

 


ナンピン買い上がり(上昇局面でのナンピン)

ナンピン買いは、株価が急落した場合、平均購入単価を下げて、そのリバウンド狙いで損を減らす方法だ。

 

なので多少戻したところで損切りすると、損を減らすことは可能だろう。

 

しかしこれは高等テクニックであって、そう簡単には成功しない危険な方法だ。

 

というのも株価が下がっている局面での小反発は、売り局面・下落トレンドの踊り場かも知れないからだ。

 

この局面ではまだ、買いたい人よりも売りたい人の方が多いから、ナンピン買い下がりは、かなりの確率で大損になる。

 

では逆に、上昇中の株を買った後に、さらに買い増しした場合の勝算はどうか?つまり「ナンピン買い上がり」だ。

 

ナンピン買い上がりは、簡単に言うと、上昇トレンド中の「押し目」で買い増す方法なのだが、これもデイトレではリスクが大きな買い方だ。

 

というのもせっかく安いところで買い付けた株を、高いところで買い増ししたために、平均購入単価が上がってしまうからだ。

 

買い増しする数量が最初の買い付けより少なければ、平均単価はさほど上がらないが、同じかそれ以上の数量を買い増しすると、ドーンと平均単価が上がってしまい、トレンドが下落トレンドに転換すると、すぐに含み損が発生したりする。

 

「これは行けるぞ」「まだまだ上がる」と思っているウチに、株価が下がり始めたりするので、買い増し分は高値づかみになって損になるのだ。

 

なので、せっかくできた含み益も、ナンピン買いで吹っ飛んでしまったりするから、かなり悔しい失敗になることもよくあるね。

 

ナンピンは気をつけたいところだけど、どうしてもやってしまう悪いクセの一つだ。

 


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