地合いが悪いときは、さっさと手仕舞い

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地合いが悪くなったときは、何をやってもダメだ。

 

やって良いのはカラ売りくらいのモノで、地合いが悪いのに買いで入ったら、大口の利確やカラ売りでドンドン株価が押さえつけられる。

 

最初は買い側も頑張って抵抗するが、そのうちに力が尽きて、ドカーンと株価が下がる。

 

酷いときにはストップ安に貼り付けられて、翌日も10%以上のマイナスを喰らったりする。

 

特に高値銘柄が崩れる場合は、下落し始めると利確を急ぐ大口が成り売りを連発するので、あっと言う間にストップ安まで押し込まれてしまう。

 

慌てて自分も成り売りを入れても、その日のうちに約定できるかどうか。

 

地合いが悪いときは、連鎖的に、玉突き事故のように売りが売りを呼ぶ展開になるので、昨日まで堅いと思われていた銘柄でも、平気で5%や10%は下がる。

 

こういうときは、ホントに怖いし、さっさと行動しないと、株価が半分以下になってしまうことも多い。

 

実際私も、2016年の夏にサノヤス(7022)でストップ安まで押し込まれて、翌日まで逃げられないという経験をした。

 

アメリカでポケモンGOというスマホゲームが大ヒットし、日本でもまもなくサービスが開始されるというあの頃の話だ。

 

任天堂の株価はあっと言う間に2倍になり、任天堂に部品を供給しているシライ電子も株価が2倍以上に跳ね上がった。


ポケモンGOの海外での大ヒットのニュースが日本に伝わり、任天堂の株価が急騰した。

 

ほんの数日で株価は2倍になり、関連銘柄のシライ電子なども急騰した。

 

その中にサノヤスという銘柄もあった。

 

サノヤスは、バラ積み船(コンテナ船)を作っているサノヤス造船を中核会社とする関西の企業グループなのだが、「ポケモンランド」を経営している関連子会社を持っていた。

 

ポケモンGOは、スマホを持ってポケストップというポイントを巡って遊ぶゲームで、ポケモンランドも当然ポケストップになり、賑わうだろうと言う思惑で買われたのだ。

 

ただ、そんなことくらいで造船会社の業績が、はね上がるわけはない、バカも休み休み言えよ。

 

そう思ったトレーダーが、山ほどカラ売りを入れて株価を押さえつけていたのだが、任天堂の株価に連れ高する様にドンドン買いが入って株価がつり上がった。

 

そうして昼休みに「貸株注意喚起」が出て、引け後に「売り禁」が出た。

 

翌日にはさらに「逆日歩10倍適用」が出て、毎日毎日10円以上の逆日歩が付いて、壮大な踏み上げ相場が始まった。

 

株価はストップ高を何度も挟んで8連騰し、3倍近くまで上がった。

 

そうして週が明けた月曜日、高く寄りついたと思ったら、突如巨大な成り売りが現れて、そこから小一時間かけて、ストップ安まで貼り付けられるという展開になった。

 

翌日も寄らずのストップ安で、結局月曜日と火曜日で300円下がるという展開。

 

私も1,000円タッチくらいまでは行くのかなと思っていたため、この不意打ちのような成り売りに反応できず、半分だけ成り売りにしてしまったため、利益を大きく減らした。

 

初日に全建玉投げておけば良かったのに、半分残したため10万円近く儲けを減らした。

 

他の銘柄でも、急騰して2倍くらいになった銘柄は、どこかでやっぱりこういう大陰線が出て、ストップ安2回プラス10%マイナスくらいになったりするから、とにかく大口が売り始めたら、さっさとブン投げないといけないね。


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