ボックストレンドに捕まると、連敗が続く
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デイトレをしていると、ずーっと負け続けることがある。
どうしても勝てなくて、一ヶ月丸々、負け続けるというようなこともある。
一回の負けは大したことがなくても、積もり積もっていつの間にか大金を失っていたりする。
でもこれって、考えてみると、かなり不思議なことだ。
というのもデイトレは、板情報を見て売買するので、そんなに簡単には負けないはずだしね。
特に近年は「フル板」といって、売買注文の殆どを、パソコンで見ることが出来るようになっている。
なので、どのあたりに、どれくらいの注文が出ているかも、ハッキリ分かる。
前引け・大引けで、どれくらいの成り買い注文・成り売り注文があるのかも、よくわかる。
なのに気づいてみると、一週間全敗。
一ヶ月、ほぼ全敗。
そして投資資金がガクンと減っていたりする。
いったい、どういうわけだ?
買ったら下がる、売ったら騰がる
株で負けるときと言うのは、買ったら下がり、売ったら騰がるというパターンになっていることが多い。
もちろん他の負け方も色々あるが、買うと高値づかみになって、売るとそこが底になっていたりする。
こういうパターンというのは、ボックストレンドになっているのに気づいていないときだ。
デイトレで連敗が続くときと言うのは、読みと逆の方向に株価動いてばかりになっているはずだが、これはボックスになっていると気づかず売買していることが多い。
つまり、騰がると思って買えば、そこで上昇が止まって下がり始める。
下がると思って売れば、そこで下落が止まって反発する。
この繰り返しで、ドンドン負けが込んでいくわけだ。
ボックストレンドで高値ブレイクや安値ブレイクは、ダマシ
デイトレ中に、大きな買いが入ったら、当然、上方向に伸びると考える。
歩み値を見ていると、高値を買い上がる連中が居るとわかるが、こういう場合は、どこかのタイミングで上に跳ねそうに見える。
そこで押し目を狙って買ってみるのだが、残念ながら買いが続かずに、今度は大きな売りが出て大きく下げる。
こういうときは大抵、買いの力が弱くて、上に抜けることが出来ず、早めに見切った大口が手じまい売りを出して、また下がると言うことになってしまう。
特に、近い将来、何らかの材料が出ることを知っている大口さんや、機関投資家などは、所々で買いを入れるが、別にその日に必要な株数を揃える必要も無いので、寄りで買って、10時過ぎに買って、あとはもう終日、買い上がらないというようなこともよくある。
こういうパターンに引っかかると、デイトレは負けが込んでしまうわけだ。