3連休前のリバ狙いは危険がいっぱい
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3連休前の相場はリスクが山盛りだ。
連休前の相場は、手仕舞い売りで株価が上がりにくいことが多い。
ただでさえ週の後半の木曜日や金曜日は、土日に悪いニュースが出ることを恐れて、リスク回避のために株数を減らしたり、空売りでヘッジする動きも出てくる。
特に注意が必要なのが、金曜日が休みで、金曜土曜日曜の三連休になる場合。
この場合、週の最後の取引日が木曜日になるため、うっかり3連休前であることを忘れたりする。
そして普段の木曜日の気分で売買を始めたら、全然動きが違っていて、「あれ、なんか市場のセンチメントがおかしいぞ?」ということになってしまう。
特にリバウンド狙いでデイトレをしていると、普通は買いが入って株価が戻ってくるタイミングで買いが入らず、「おかしいな・おかしいな」と思っている間にドカンと売りが出てきて慌てて損切りしたりして、ムダに負けを増やしてしまったりする。
3連休前パターン(1) 売買は活発だが、次第に売られて下がっていく
3連休前の株価パターン、その1は、活発に売買は行われているが、右肩下がりに下がるパターンだ。
寄り付きから30分くらいは買いが優勢で右肩上がりに上がるが、その後は買いが弱って手仕舞い売りで株価が下がっていく。
この動きは前場の終わりまで続き、後場寄りでもう一段階売られたあと、買い戻しの動きがわずかに出てくる。
通常の木曜日であればここでまたリバウンドして騰がっていったりするのだが、3連休前は全体的に買いが弱いので、リバウンドが続かず株価が下がっていく。
なので3連休前は、リバウンド狙いがあまり期待できない。
3連休前の株価パターン(2)寄りだけ元気で、あと閑散
3連休前の株価の動き、その2つ目のパターンは、寄りだけ元気で、あとは閑散としてダラダラ下がるパターン。
下の5分足チャートは、前日に材料が出て大幅上昇した銘柄だが、10時までの活発な買いが、10時をすぎると急にパタっとなくなっている。
もともと売買が閑散としていた銘柄で、材料が出たため売買が盛んになったが、3連休前ということもあって、買いたいヒトが買い終えたら、あとは以前のような閑散取引に戻ってしまった。
このチャートでは、連休明けの上昇に期待した買いが入って、大引け前にチョコっと戻しているが、逆に大引け前にドカッと売りが出て下がることのほうが多い。
3連休前の株価パターン(3)ずっと横ばいで、14時すぎから買いが入るパターン
3連休前の株価パターン、その3つ目は、14時すぎまで横ばいが続き、そこから買いが入って上昇するパターン。
3連休前で商いが徐々に減っていく時間帯なのに、こういうふうに右肩上がりに騰がってくる銘柄はホントに少数派だが、あるにはある。
これは前々日まで株価が上がっていたが、前日の水曜日に利益確定売りが大量に出て大きく下がった銘柄なのだが、連休後のリバウンド狙い7日、手仕舞い売りが終わるのを待って買い上がっているパターンになる。
具体的には、220円まで騰がった翌日に190円くらいまで下がった翌日で、190円はやっぱ安すぎでしょうって感じで買いが入っているパターン。
こういう場合、売りがもうなくなったあとでの買い上がりなので、最後に大きく売られることは少ないから、リバ狙いとしては大チャンスだね。