センチメントは、それぞれの銘柄ごとにある
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デイトレで勝つには、センチメントを察知することが重要だ。
センチメントが良いときは、デイトレで儲かるけれど、センチメントが悪いときは、やればやるほど損をする。
そのため、センチメントが悪いときはトレードしないで寝ていた方が良い。
このセンチメントというのは簡単に言うと、「売買に関わっている人々の気分」のことだ。
市場全体のセンチメントは特に「市場センチメント(market sentiment)」と呼ばれ、日経平均株価などの上昇や下落の説明に良く用いられる。
日経平均株価が低迷しているときは、投資家センチメントが改善しないなどという説明になったりする。
というのも売買に参加している参加者のセンチメントが悪いと、買い手不足で株価は上がりにくくなるし。
こういう状況下では、デイトレは非常にやりにくい。
センチメントの色々
センチメントは、市場全体にもあるし、個別市場(東証2部、マザーズ、JASDAQ)にもある。
たとえば日経平均が大きく動いているときは、東証2部や新興市場のセンチメントは、あまり良くない。
というのも東証一部の有力株を買うため、2部株や新興市場株が売られてしまうからだ。
新興市場センチメントは、日経平均株価とは相性があまり良くない。
日経平均が300円以上騰がったり下がったりすると、新興市場の株は売られる一方になる。
日経平均が急騰すると、上昇株を買うために新興株は売られ、日経平均が急落すると、連れ安する。
新興市場が賑わうのは、日経平均が振るわないときや落ち着いているときで、何か良い銘柄がないかと投資家が新興市場を物色する時だ。
個別銘柄センチメント
センチメントは、個別の銘柄にもある。
一年中人気で、毎日物凄い売買がある銘柄もあるが、ほんの僅かな期間だけ賑わう銘柄もある。
いわゆる「テーマ株」というやつだが、閑散銘柄が突然人気化して、そしてしばらくすると沈静化する。
これはその銘柄を売買するトレーダーのセンチメントが良くなって、しばらくすると悪くなるというイメージで捉えれば良いだろう。
そして一度売買が賑わうと、また近い将来に再び賑わい始めることもある。
銘柄センチメントを意識すると、利益確定するタイミングも分かりやすくなる。
というのも、銘柄センチメントは、歩み値に現れるからだ。