恐怖の「ナイアガラ」とは

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デイトレ銘柄の掲示板でよく使われる言葉に、「ナイアガラ」、略して「ガラ」というのがある。

 

ナイアガラというのは、アメリカとカナダにまたがる大きな滝の名前だが、デイトレで言う「ガラ」とは、株価が突然、滝のごとく急に暴落し始めることだ。

 

デイトレで怖いのがこのナイアガラで、順調に上がっていたかと思うと、突如巨大な売りが出て、あれよあれよという間にマイナス圏まで落ちたりする。

 

高値でつかんでいる投資家が顔面蒼白になる現象だ。

 

ストップ高からナイアガラ(大引け10分前)
たとえば上の図は寄りつきで10%プラスで、前場、10時過ぎにストップ高に張り付いて、このまま翌日に持ち越そうかなと思っていると、大引けを迎えるほんの10分前に大きな売り物がでて、ナイアガラ現象が起こってしまった。

 

ナイアガラ現象がなぜ起こるのかというのはよくわからないが、私の経験から言うと木曜日や金曜日の1時半以降によく起こる。

 

右肩上がりで上がっているような銘柄でも、その途中で突如こういう事が起こる。

 

11連騰していたような株でも経験したことがある。

 


ナイアガラ現象はなぜ起こる?

ナイアガラ現象がなぜ起こるのかは、よくわからない。

 

というのも翌日に何もなかったかのようにギャップアップでスタートすることも多いから。

 

ただ、あまりに急に上がりすぎると、ちょっと上がりすぎだろうと言う心理が働き、大きな売りが出たら、それがキッカケで、連鎖的に売りが出て起こってしまうらしい。

 

デイトレの場合は、買い付けたらすぐに、逆指し値注文を入れたりするので、大下落すると逆指値注文が連鎖的に発動して、次から次へと売りが湧いてくる。

 

大口が利益確定のために成り行き売りをたくさん出す→株価が大きく下がる→株価が大きく下がると逆指値注文が発動する→株価がまた大きく下がる→株価がまた大きく下がったので、さらに逆指値注文が発動する→株価がまたまた大きく下がる→逆指値注文が再度発動する。

 

→くりかえし

一種のラジカル反応(玉突き反応)のようなものだね。

 

ナイアガラが起こるタイミングは、なかなか見極めにくい。

 

というのもジワジワと下がり始めてから、ドーンと落ちる場合と、何の前触れもなく急にドーンと落ちる場合があるからだ。

 

連騰中の株のでナイアガラが起こる場合は、3日目くらいに起こることが多い。

 

週初めから連騰している株の場合は、木曜日や金曜日に多いので、大口の投資家が週末に成績を確定するために、どんどん売り始めるから起こると考えられる。

 

もちろん何の材料もなく上がっているいわゆる「ダマシ上げ」的な銘柄であれば、その日のうちの前引け直前や、後場の1時過ぎくらいからナイアガラになることも多いが。

 


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