株の売り時は、カラ売り専門の人が知っている。
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デイトレ向きの株・銘柄というのは、株価の値動きが非常に激しいので、果たしてまだ上がるのか、そろそろ下落するのか、その見極めが非常に難しい。
なので、いつ株を売れば良いか、いろんな事を考えてきたのだが、カラ売りを仕掛ける側から見た、売りチャンスの話でようやくわかってきた。
というのもカラ売りを中心に売買している人は、移動平均線を見て、売りチャンスを探していたからだ。
カラ売りを薦めるカラ売り塾のある先生は、どこで売ったら良いかという質問に対して、「短期の移動平均線が下に向いたら」と答えていた。
このカラ売りの先生のやり方は、二本の移動平均線の様子を見て、売りタイミングを見極めるというシンプルな方法だったが、それを聞いて、「ああなんだ、そんな簡単なことで売るタイミングを決めていたんだ」と思った。
そこで、果たしてそれはデイトレでも通用するのか?と思って、いろいろ暴落のチャートを調べてみたのだが、確かにカラ売りチャンスは、移動平均線でわかる。
というのも短期移動平均線(五本移動平均線)が、急に下を向いた後、大幅に株価が下がっているから。
五本移動平均線が、急に下を向いたら売りチャンス?
こうして冷静に5分足チャートを見れば、確かにここが売りチャンスだと言うことがわかるんだけど、場中では、このタイミングで売れないんだよねえ、、
ワクワクしながら売れれば一番売り時を間違えない
カラ売りを仕掛ける側から見ると、移動平均線が下を向いたところが、売り注文を出すチャンスだとわかる。
つまり5分ロウソクが五本移動平均線の下にぶら下がるようになったら、もう売りの準備を始めないといけない。
考えてみたらごくごく当たり前の話だが、株を持っている方からすると、なぜそこで売ることができるのか、ちょっと不思議な気もする。
ところが売り側に回って考えてみると、実はもの凄く簡単な話だった。
というのもカラ売り側が株を売り建てする時には、利益・含み損益はプラスマイナスゼロなのである。
株を持っている側からすると、株を売ろうとするときは、既にもう含み益や含み損を抱えているので、売るべきかどうかを悩むわけだが、売り建て側はそんなことは考えてない。
「この株はもうすぐ下落しそうだ、チャンス!」と思って売りを建てているだけだから、ワクワクしながら売っているわけだ。
売り建て側の感覚としては、移動平均線が下を向けばチャンスで、デッドクロスになったら、さらに売り増しチャンス!ということなんだろう。
となると、売るときにどういう気分になっているかが重要で、ワクワクしながら売れれば一番売り時を間違えないと言うことになる。
利益確定を「しぶしぶ利益確定」で行っていると、こういう気分では売れないので、「よっしゃ儲かった!○○円確定だ!」…という気分で売れるかどうかだな。
投資資金に余裕があるときや、調子が良いときは、確かにそういう感じで売ってる気もするけど、投資資金が乏しいときは、ついつい粘っちゃうんだよねえ。