11時過ぎ 前引け前に動意づく銘柄は熱い?
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急騰株の見つけ方。
デイトレをしていると、ザラ場中に急騰する銘柄の株価の動きには、一定のパターンがあることに気づく。
前場、午前11時前後に動き始める銘柄も、その一つだ。
11時頃までは音なしで、横ばい状態が続いていたのに、11時を過ぎると突然大きな買いが入り始め、株価が急騰する。
あるいは前引け10分前くらいに大きな買いが連続して入り、後場に入ってから株価が急騰する。
こういう風に、決まった時刻に大きな買いが入るときは、投資ファンドや仕手筋が絡んでいる銘柄だ。
前場に大きな買いが入る時間帯
前場に大きな買いが入る時間帯は、だいたい次のような感じだ。
- 9時半から10時の間に大きな買いが入る場合
- 10時半過ぎに大きな買いが入る場合
- 11時から前引け前に大きな買いが入る場合
この中で、一番期待出来そうなのが、3つめの「前引け前に大きな買いが入る」場合だ。
こういう場合は、昼休みに何らかの(良い)材料が出そうな場合だ。
マネックスグループが、仮想通貨取引所のコインチェック買収を発表したのも、金曜日の昼休みだった。
このウワサは数日前からあって動意付いては居たのだが、揉み合っていた。
ところが金曜日の前場11時過ぎに、突如として大きな買いが入り始めた。
こういう場合は、記者会見の予定が出たような場合によくあるのだが、そのニュースをいち早く掴んだトレーダーが、大きな成り買いを入れたと言うことらしい。
あるいは、どこかの中小証券会社が買いを入れたのかも知れない。
証券会社も自己勘定で株を売買しているので、実は一番こういう予定をいち早く知れるのは、証券会社だったりするし。
11過ぎに動意付いて急騰するパターンの5分足チャート
上のチャートの場合は、前引け10分前までは、ずっと揉み合い状態だったが、そこから大口の買いが入り始めて前引け。
そして後場に入るとさらに上昇して横ばいが続いた後、13時半に大口の買いが連続してストップ高目前まで上昇したケース。
こういう動きは、好材料が出た当日ではなく、翌日とか2日後くらいに出てくるチャートだ。
材料が出た日に少し上がったが、そのあと買いが続かず横ばい。
その間に投資ファンドなり仕手グループが株を買い集め、翌日か二日後辺りに、ドーンと買いを入れて目立たせるという様なパターンらしい。
ファンドや仕手絡みだとすると、少し下がって揉み合って居るときに掴んでも、あまり下がらないから、チャンスだ。