ストップ高銘柄は、何倍くらいまで上がる?
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低位株のストップ高銘柄をつかんだ場合、いつまで持っていれば良いのかというのは、なかなか難しい話だ。
低位株の魅力は、短期間に何割も上がると言うことだが、何倍にもなることは滅多にない。
では実際のところ何倍になるのか?日足チャートをいくつか見て計算してみる。
まず3日連続でストップ高をつけた銘柄の日足チャート
ストップ高銘柄の動き・日足チャート例(1)
このストップ高銘柄は、170円前後で売買されていたが、材料が出てストップ高の230円まで上昇。
さらに窓を二回開けてストップ高が3日続いて386円まで上がった。
初動の170円から380円まででは、約2.2倍、ストップ高初日の終値230円から380円なら、約1.6倍ということになる。
これは途中で揉み合い状態がなく、わずか3日でピークまで上昇し、半値戻しになった例だ。
ストップ高株の動き・日足チャート例(2)
次のストップ高銘柄は、ストップ高から7日後にピークを迎えた例。
この銘柄の場合は、ストップ高初日の翌日(2日目)にマイナスになったが、3日目はまた大幅上昇、4日目はまた大きく変動したが終値では上昇。
5日目にまたストップ高になって、6日目もほぼストップ高。
7日目が年初来高値更新したあと下がり、終値はマイナスで終了。
初動を140円とみると、ピークは436円なので、約3.1倍。
ストップ高初日の終値の180円から380円では、約2.1倍
ストップ高銘柄は、2倍になると頭打ち?
ストップ高銘柄は、いったい何倍になるのか?ここまで見てきた二つの例では、3日連続でストップ高になった場合、ストップ高初日の終値の約1.6倍くらいになった。
ストップ高をつけた後、途中揉み合い状態があって、7日後にピークを迎えた銘柄では、ストップ高初日の終値の2.1倍になった。
ストップ高初日に株を買い付けたとすると、買値の2倍から2.5倍くらいがピークになるというのを一つの目安にして売買すると良いと言うことかもしれない。
もう二つほどストップ高銘柄の動きを見てみる。
ストップ高銘柄の動き・日足チャート例(3)
ストップ高初日の終値が300円、7日後の終値を750円とみると約2.5倍ストップ高銘柄の動き・日足チャート例(4)
ストップ高初日の終値を200円と見ると、15日後にピークで約400円とみると2倍。
2回目のストップ高の終値を230円とみると、4日後の350円がピークで約1..5倍
株価が3倍以上になるには、何週間もかかる
ストップ高をつけた株・銘柄の動きをいくつか見てきたが、ストップ高初日の終値に対して1.5倍から2倍くらいがピークになるらしい。
つまりストップ高銘柄をつかんだら、初日の2倍くらいが一つの目安で、それくらいで利益を確定すると良いイメージだ。
もちろんストップ高をつけた後に、株価が3倍以上になるような場合もあるが、何週間もかかることが殆どで、そう簡単なことではない。
格安スマホの日本通信などは200円くらいの株だったが、SIMロック解除という材料で5倍くらいまで株価が上がった。
しかし18週間くらいかかっている。