買い板が並ばない株は、危ない

更新日:

デイトレでよくある失敗・悪手。

 

デイトレでよくある話、次は「買い板がすぐに埋まらない株をつかむ」だ。

 

たとえば少し大きな成り売りが出て、並んでいた買い板が、ごそっとなくなってしまう場面はよくある。

 

こういう場面で、有望な銘柄なら、すぐに買い注文が入って、買い板がまた並んでいく。

 

ところが買い手の意欲が薄れてくると、買い板がすぐに埋まらず、あちこちにすき間や薄い部分ができていく。

 

こうなってくると、ちょっとした売りが出たら大幅下落になり、大幅下落になると、逆指し値注文が次々に発動されて、さらに大きく下がると言うことが起こる。

 

これがいわゆる「ナイアガラ」という現象だけれど、その前兆がつまり買い板が補充されないということだ。

 

買い板がしっかり詰まっていて分厚ければ、大きな売りが出ても株価はあまり下がらないが、飛び飛びだったり、注文累計が少ないと、どうしても、こういうことが起こってしまう。

 

ある程度の下落を覚悟して株を持っているなら良いが、買い板が並ばない株を持っているのは危険だ。

 

これは買い累計もドンドン削られて減っていく状態で、そろそろ下落し始めますよと言う兆候の一つだ。

 

もちろん、必ず下がるというわけでもないけれど、高値圏にいる株は、十中八九、下がってくる。

 

買い板がスカスカのフル板の例
※ストップ高まで上がったが、買い板がスカスカなので、急落しそう

買い板がスカスカの銘柄は、激しい空中戦になる

買い板が薄くて、スカスカの銘柄では、株価が激しく上下して目まぐるしい。

 

売買参加者が少ない銘柄の場合、買い板が飛び飛びになりやすいから、ある意味当然かも知れない。

 

ただし閑散取引の場合は、売買自体が活発ではないので、そんなに急に株価は動かない。

 

一方、値上がり率ランキングに載って、激しく売買されている銘柄でも、買い板がキレイに並ばないこともある。

 

というのも急騰銘柄の場合、株価の適正水準が、誰にもよくわからないので、いくらで買い注文を出せば良いのかわからず、売り方も買い方も、後出しで売買注文を出すからだ。

 

そのため、買い板も売り板も飛び飛びになったり、大口の注文が入ると、一挙に10円以上も動いたりする。

 

通常、人気の銘柄の場合は、現在株価をはさんで注文がでるので、板がどんどん密になっていく。

 

特に200円とか300円などといった節目には、大きな注文が並んでいるのが普通だ。

 

ところが空中戦で売り買い注文が後出しされると、節目にも注文が並ばなくなっていくため、1分後の株価がいくらになっているのか、誰にもわからない。

 

株価が上がって高値で動いているのに、現在株価の下に買い注文が出なくなると、大幅下落が始まる兆候かもしれない。

 

つい30分前には、売りが出て買いが削られても、すぐにまた買い注文が並ぶ状態だったのに、それが並ばなくなってきたら危ない。

 

ところが下落を避けるために利益確定しようとしても、買い板が並んでないため、指し値をかなり下に出さねばならず困るんだよねえ。

 


広告


Twitter
Facebook
LINE
はてな
ポケット

株式投資 オススメ教材

何百万も資金を溶かす前に!

★相場式の発展形、短期間で利益を出す「ショットガン投資法」

★ウイークリートレードならワンウイーク副業投資

★株価の天底と転換点が一目でわかる
テクニカル指標の使い方

★情報に乏しい新興市場株の情報はここから!

DMMFX