デイトレ向きの株・銘柄とは
更新日:
デイトレ向きの株・銘柄とは、一日のウチに大きく動く株だ。
デイトレとは、一日のウチに買い付けを行い、その日のうちに売って利益を確定するという超短期のトレード法だから、値上がりするにしても、値下がりするにしても、株価が大きく上下しないと利益が出ない。
なので一日の間で10%くらい動かないと、買い付けてもあまりうまみが無いのだ。
ところが常に10%前後も動く株・銘柄というのは、大企業の株にはない。
というのも常に10%前後も動く株・銘柄というのは、ストップ高やストップ安になるような激しい動きの銘柄で、時価総額に対して、売買高が非常に大きくないといけないのだ。
ストップ高やストップ安になるには、買い手側が売り板を全部買い上げるか、売り手側が買い板よりはるかに多くないとといけない。
そのため時価総額が大きな大企業の株では、倒産や大赤字のような事態でない限り、デイトレで稼げるほどの株価の変動が起こらないのだ。
つまりデイトレ向きの株・銘柄とは、時価総額が比較的小さめの企業の株・銘柄で、なおかつ企業の業績に関する話題が多い銘柄ということになる。
もっと具体的に言うと、時価総額が500億円未満で、毎月業績発表があるような業界の株が良い。
デイトレ向き銘柄は出来高個数も重要
デイトレ向きの株というのは、寄りつきから大引けまで、株価が大きく上がったり下がったりする銘柄だ。
どんな株・銘柄でも、午前九時の寄りつきというのは、大量の売買注文が入っているため、株価が大きく上がったり下がったりする。
しかし九時半くらいを過ぎると出来高はかなり減って、閑散銘柄などでは全く売買が行われず、ずっと株価が動かないままになってしまう。
一方、大企業の株の場合、時価総額が大きく、売買注文ももの凄い数量出ているため、売買は行われていても、5円くらいしか動かない銘柄も多い。
何か話題があったときだけ大きく動き、普段は数円程度しか動かないような株・銘柄では、デイトレしてもイライラするばかりで、儲からない。
デイトレードというのは、少ない資金を回転させて稼ぐので、九時半以降も売買が続いていて、株価も5%くらいは上下している銘柄でないと、どうやっても儲けようがないわけだ。
となると、時価総額が比較的小さな企業で、定期的に何か話題があるような企業・銘柄が、一番デイトレに向いていると言うことになる。
もっと具体的に言うと、時価総額が500億円未満で、出来高が数千個以上あるような銘柄ということになるのだが、実は、こういう条件に当てはまる株・銘柄というのは、毎日・毎週クルクル変わるのだ。