ストップ高銘柄は、どこまで下落するのか?
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デイトレを行うために銘柄を探すと、どうしてもストップ高銘柄になってしまう。
というのも1日の値動きが大きくて、しかも売買参加者が多い株・銘柄を探すと、最近ストップ高をつけた銘柄に当たるのだ。
ところがストップ高銘柄の売買は、値動きが激しいだけに、かなり難しい。
デイトレーダーは原則として、その日の値上がり率ランキングを見て売買を始めるので、デイトレーダーが去ったら値上がり前の株価まで、一気に下がってしまうようなこともよくある。
ストップ高銘柄は、適正株価のイメージがないので、どこまで下がるか分からず、どこで下げ止まるかという保証もない。
そこで買いが弱くなって売りが優勢になると、どこまでも下がっていってしまうというようなことが起こる。
あるとしても100円とか200円とか1,000円などと言った節目価格が目安であり、そういう節目価格で止まらなければ、さらに下落してしまう。
こういう場合は、日足チャートを見て、下値支持線を考えてみるのが有効かもしれない。
ストップ高をつけた後の株価の動きの例(日足チャート)
これだと、なんとなく下値支持線が見えるような気がするね。
下値支持線とは
下値支持線(したねしじせん)とは、投資家がイメージする「最低株価」だ。
「この株は下がっても200円くらいだな」、「この株は下がっても150円くらいだな」、こういう風なイメージをチャート上に表してみたのが下値支持線だ。
下値支持線は、ロウソク足の一番下に伸びている部分をつなげる形で引く。
先ほどの日足チャートに、下値支持線を引いてみると、こんな感じになる。
ストップ高銘柄の下値支持線の例(日足チャート)
適当に3本ほど線を引いてみたが、赤い下値支持線が、今後も上昇する際のモノ。
(急上昇パターン)黄色い下値支持線は、少し前のロウソク足を参考にして引いてみたもの。
(弱い上昇パターン)青い下値支持線は、ストップ高を基準にして、ストップ高後の最安値を水平に引いたもの。
(揉み合いパターン)これを見ると赤い線は押し目狙いには使いにくいが、黄色や水色は押し目狙いに使えるかも?という感じだね。
スイングトレードで見た場合、この銘柄はまだまだ上を目指しそう。
下値支持線を割らない限り、持っててもチャンスはありそうな感じがする。
なのでデイトレで含み損があっても、持ち越せば損を圧縮できそうな感じだ。