ダマシ上げに引っかかる
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デイトレの悪手・悪癖の話。
次は「ダマシ上げに引っかかる」話。
デイトレで大損するパターンにも色々あるが、仕手筋のダマシ上げに引っかかって、高値づかみしてしまうと、まず救われない。
見知らぬ銘柄が、突然値上がり率ランキングに載り、5分足チャートがとんでもなく吹き上がっている。
「これは何か材料が出たのか」と思って急いで買い付けたら、そのあとはダラダラ下がるのみで、翌日に持ち越しても、全く回復しそうになかったりする。
なので結局、損切りする羽目になることも多い。
突如吹き上がった株の5分足チャートの例
こういうダメ銘柄の日足チャートや週足チャートを見てみると、ずっと底値で売買されていて、上がりもせず下がりもせずだったりする。
ただ、何ヶ月かに一回、思い出したように長い上ヒゲをつけた陽線がでていて、定期的に吹き上がっては下がるを繰り返ししている。
こういう風に、株価がずっと同じなのに、たまに吹き上がるチャートは、「誰かが株を集めている」とかいうことらしい。
閑散銘柄は、じっとしていても売りが出てこないので、売り手が少ない日を選んで、少し多めに買い注文を出し、注目を集める手法らしい。
たまに吹き上がる銘柄の日足チャートの例
材料がない吹き上がり銘柄は、すぐに下がる
普段は殆ど売買のない閑散銘柄の株価が、ある日突然、大きく吹き上がってしぼむ。
これがいわゆる「ダマシ上げ」というやつだ。
ダマしあげにも色々あるようで、優良企業の株の場合は、誰かが株を集めるために、売り板が薄い日を狙って買いを入れ、値上がり率ランキングに載せるらしい。
株価が上がれば、その株の保有者は、市場に売りを出してくれるので、翌日からまた少しずつ株を買い集めることができるということかな?また、仕手筋・仕手グループが、値上がり率ランキングを監視しているデイトレーダーを狙って、火をつけているのだというウワサもある。
デイトレーダー達は、値上がり率ランキングに載って、動いている株に飛びつく習性があるので、それを狙って断続的に買いを入れ、買い板が増えてきたところで、ドカンと売って儲けるらしい。
ダマしあげっぽい5分足チャートの例
どちらにせよ、こういう吹き上がり銘柄は、株価が急騰したあと、すぐにしぼんでしまうので、高値づかみになって大損させられる。
しかし、どうしても飛びついちゃうんだよねえ。
というのもこういう吹き上がり銘柄の中には、強い材料があって上がっている銘柄もあって、そのあとストップ高になったりするもんだから。
さっき挙げた吹き上がり5分足チャートも、実はそのあと、ストップ高になった。
突如吹き上がった後、ストップ高まで上昇の5分足チャート例
ただしこういうストップ高になる銘柄は、何らかの良い材料があるし、ストップ高目前で買っても、翌日上がることが期待できるので、もうすこし後で買いに入っても間に合う。
なので吹き上がったときに打診買いして、材料を確認してから買い増しすれば良い。
でも、ついつい全力買いしてしまうんだよねえ、、、