零細トレーダーがデイトレで儲けるには?
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デイトレ必勝法などの本を見ると、いとも簡単に儲かるみたいな話が載っている。
本を売るためだから、デイトレの利点ばかり強調されているが、実際に始めて見ると、これがとんでもなく難しい。
というのもデイトレで儲けるには、限られた時間の中で様々な情報を集めて、売買を決断しなくてはならない。
この株は騰がるのか下がるのか、5分足チャートや歩み値を見て判断し、どこで買いに入るか、どこで売り抜けて利益確定するか、判断しなければならない。
しかもトレード参加者は株式投資のプロやセミプロばかりで、普通の株式投資より圧倒的に経験が必要だ。
だから、アマチュア投資家がフラッとデイトレを始めて、すぐに儲けられるようなことはない。
デイトレで儲けるには、
- デイトレに適した銘柄を選び、
- センチメント(売買の雰囲気)を適切に判断し、
- エントリーポイントと利食いの目標をうまく設定する
と言うことが重要になる。
デイトレに適した銘柄の要件とは?
デイトレで稼ぐには、デイトレに適した銘柄をリストアップすることが必要だ。
デイトレは、一日の間に買って売る、あるいはカラ売りして買い戻すという往復で利益を取る。
そのため、一日の値幅が大きな銘柄でないとやりにくい。
一日の値幅が5円とか10円しか動かないような銘柄では、どこで買いに入って、どこで売って利確すれば良いのかわからないから、デイトレには向かない。
つまり一日の値幅が大きな銘柄が、デイトレに適した銘柄だと言うことになる。
理想を言えば、一日の値幅が10%くらいあると良い。
たとえば株価が300円前後の銘柄だと、一日に30円くらい動くイメージだ。
290円くらいで始まって、285円まで押して、そこから切り返して315円くらいまで騰がるような展開だと、理想的。
デイトレしやすい銘柄の5分足チャートの例
こういう風に、ジワジワ買いが入っては、大きな売りが出てくるようなチャートだと、買い時も売り時も分かりやすかったりする。
買いたい勢力と売りたい人が居ることがハッキリしているチャートは、押し目が狙いやすい。
またマイナス圏で揉み合った後にプラテンする銘柄は、値幅も大きく取りやすいし。