新興株や低位株は、買いが入る日と買いが入らない日がある
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デイトレで重要なのは、その日の市場センチメントを早く知ることだ。
市場センチメントとは、市場全体に漂う雰囲気みたいなもので、一個人には抗しがたい大きな流れだ。
相場全体がイケイケムードの日と、相場全体がドンヨリした日では、株価の動き方は全然違うと言えば、何となくイメージが湧くかも知れない。
市場センチメントがものすごく良い日は、朝イチでどの銘柄を買っても9割方は儲かってしまう。
市場参加者が「買いたい一色」なので、朝九時台に買った銘柄は、右肩上がりで騰がっていく。
逆に市場センチメントが悪い日に売買すると、なにを買っても株価が下がる展開になる。
日経平均がボロボロで大幅下落しているときに、デイトレで稼ごうと思っても、まず稼げない。
カラ売りが得意ならそれでも儲かるだろうが、買いポジションで儲けるのは至難の業だ。
そんな日にデイトレすると、あちこちで損切りしまくって傷口を拡げる。
色んな銘柄に手を出しては損切りし、小さな損が重なって大きな損になっていく。
市場センチメントが悪い日は、デイトレを休むのが一番良いし、前引けくらいまでは様子見にしておいた方が良い。
ただ、デイトレを毎日の楽しみにしていると、つい手が出ちゃうんだけどね。
デイトレで狙う銘柄とは
デイトレで狙う銘柄は、一日のウチに大きくアップダウンする新興株や低位株などだ。
一日に10円も動かないような銘柄は、デイトレもしにくい。
なので少なくとも20円から30円くらいは動く銘柄でないと、デイトレでは狙いにくい。
ただ新興株や低位株は、買いが入る日と買いが入らない日がある。
簡単に言うと、日経平均株価が低迷しているときには買いが入って賑わう。
新興株や低位株が上がる時は、東証一部の値がさ銘柄が不振な日だ。
こういう日は、個人投資家達が、値動きが期待出来る新興市場の銘柄を物色するからだ。
逆に日経平均株価が急騰したり急落して、大きく動いている日は、新興株には買いが入らない。
買いが入らないと株価は上がらないから、デイトレで稼ぐのは難しくなる。
つまり市場センチメントと言っても、東証一部中心の本則市場センチメントと、新興株や低位株中心のデイトレ市場センチメントの2種類があるワケだ。
デイトレで儲けるには、デイトレ市場センチメントがどうなっているか、その辺りを考えつつ、相場に臨まないといけないね。