後出しデイトレ・押し目狙いデイトレで狙えないケースとは
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後出しデイトレ・押し目狙いデイトレは、板と歩み値と五分足チャートを見て、押し目を狙うデイトレだ。
板と歩み値とチャートを見て、売買を判断する。
歩み値を確認して大口さん達の買いがあるかどうか、しっかり確認して買いに入るので、勝率はすこぶる良い。
ところが、欠点もいろいろある。
一つはまず「押し目がないと、取れない」ということ。
大口さんや、仕手筋が寄りつきで仕掛けてくるような場合、いきなり急騰するので、買いに入れない。
いくらチャートをデイトレ用にカスタマイズしたとしても、一番短期の移動平均線は15分線だから、9時20分くらいまでは、チャートが使えない。
要するに、買うかどうか材料にできるのは、「歩み値」だけなのだ。
たとえば、こういうのは、後出しデイトレ・押し目狙いデイトレでは、取れない。
後出しデイトレ・押し目狙いデイトレで狙えないケース
後出しデイトレ・押し目狙いデイトレで狙えないケース
前日に業績の上方修正があって、寄りつきから一気に買いが入って急騰したが、そのあと横ばいになってしまったケース。
こういう場合、移動平均線も使えないし、テクニカル分析では買いに入るタイミングがない。
後出しデイトレ・押し目狙いデイトレで狙えないケース
これも、寄りつきの急騰を、後出しデイトレ・押し目狙いデイトレでは、狙いにくいケース。
寄り付き前の雰囲気で、買いが入りそうな銘柄というのは、何となく分かるが、急騰後の急落が怖いので、なかなか買いエントリーが難しい。
こういう場合は、勝率が非常に悪い。
というのも急騰銘柄は、利益確定ポイントがとにかく分かりにくい。
そのため、移動平均線をカスタマイズして、利確ポイントを探すわけだが、急騰して急落したら、移動平均線が役に立たない。
超短期決戦になるので、あっと言う間に含み損になっていたりする。
こういう風に、エグジットポイント、利食いポイントがイメージできない場合に買いに入ったら、大損になる確率が非常に高い。
そしてもう一つは、「利幅が取れないので、大して儲からない」。
急騰銘柄は、すでに急騰して大幅上昇しているので、途中から乗っても利幅が取れない。
飛び乗って、すぐに飛び降りて、利幅が20円前後だったら、「労多くして功少なし」だ。
寄りつきで、後出しデイトレ・押し目狙いデイトレで狙えるケース
一方、後出しデイトレ・押し目狙いデイトレで狙えるケースは、こういう場合だ。
後出しデイトレ・押し目狙いデイトレで、狙えるケース
高寄り後、9時半までに売りが一巡、切り返したケース。
後出しデイトレ・押し目狙いデイトレで、狙えるケース
こちらも、大口さん達の買いはあるが、ゆっくりと動いていて、押し目を狙いやすい。
急騰株に飛び乗って、大きな利益を取るのは、毎日できることでは無いし、損するリスクも大きいので、避けたいところだ。
寄り高からヨコヨコで、垂れるパターン 5分足チャートの例
こういうことも、毎日のようによくあるし。