さっさと利益確定するのが稼いでいるデイトレーダー
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デイトレの場合、勝負は殆ど前場で決まってしまう。
というのもデイトレーダーというのは、寄りつきから時間がたてば立つほど、利益確定して売買取引から抜けていくため、株取引を行うメンバーが減っていくからだ。
そのため、あまり人気がない株が上がっても、売買が盛んなのは午前中だけで、午後になるともう、誰も売買してなかったりする。
寄りつき(9時)から大引け(3時)まで、パソコンや携帯の画面に張り付くというのは、思った以上に疲れるので、利益を確定したらさっさと引き上げる人が多いのだ。
特に木曜日や金曜日の後場など、さっさと利益確定してトレードを切り上げ、遊びに行くのデイトレーダー達も多いらしい。
デイトレで儲けたという人の本を読んでみても、値上がり率ランキングの銘柄を買い付けて、5分後にもう売り抜けて終わりという人もいて、めぼしい株が無ければそれでおしまいにするらしい。
デイトレは寄りつきから30分間が勝負だと言って、夜は早く寝て、朝は早く起きて売買に備えるという、非常に健康的な生活をしている投資家もいるようだ。
一方、株式投資の銘柄別掲示板で、大引けまで粘っていたりするトレーダーは、言ってみれば下手の横好きトレーダーで、かなり要領が悪い売買をしていると言うことらしい。
私なんかも下手の横好きトレーダーだから、儲けるチャンスが少ないのがわかってても、寄りつきから大引けまで粘ってしまって、目も疲れ、肩や首も凝って、どっと疲れてしまう。
週末・木曜金曜の後場は、1時までで終わり?
損切りポイントの話で紹介したチャートは、木曜日や金曜日によく見るチャートだ。
前場の寄りつきでギャップアップするモノの、そのあと株価が伸びず、急降下する。
寄り天になって、そこからダラダラ下がると言うケースもよく目にするチャートだ。
右肩上がりのチャートもあるにはあるが、あとから振り返ってみると、前場の終わり、つまり前引け前15分くらいがピークで、そこから売りがどっと出て後場は下がるだけといった銘柄も多い。
損切りポイントはどこ?
木曜日の午後に売りが多くなるのは、機関投資家で働いているトレーダー達が、一週間の投資報告を上司に出すために、下落リスクがある株を利益確定するからだという説がある。
また金曜日の午後に買いが少なくなるのは、土日の休みの間に悪いニュースが出て、週明けに株価がどっと下がるリスクを回避するためだという話もある。
なので木曜日や金曜日は、後場はかなりの確率でダラダラ値が下がったり、一気に値崩れしてしまうことが多い。
後場の寄りつき10分後から1時までに、売りを決断しないと損になることが多い。
週末は、前場の引け値(終値)を、後場、一度も上回らないなんてことは、しょっちゅうだしね。
ところがわかってても、前引け前に売れないんだよねえ、これが。
後場、ひょっとしたら上がるかも、と思いつつ売り損ねる。
週末の後場、株価がジワジワ上がる銘柄もあるが、来週どうなるかなと思って持ち越すと、月曜日はギャップダウンスタートと言うことも多い。
週をまたぐと、どうしても気分が変わってしまうし、週初めに売りが先行することもよくあるから、あまり週またぎで持ち越したくは無いんだけど、持ち越しちゃうんだよねえこれが。