突然、巨大な売り板が出る
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デイトレあるある。
デイトレで、フル板と歩み値を見ていると、突如として巨大な売り注文が出ることがある。
たとえば、数千株くらいずつしか売り注文しか並んでない売り板に、突然として5万株とか10万株くらいの売り注文が現れる。
数百株とか千株くらいしか買いが入ってないのに、突如として巨大な壁みたいな売り注文が入る。
株価が急騰している最中なら、こういうことはよくある。
しかし全くといって売買が激しくもないのに、突如として巨大な売り壁が出てくると、「これはいったい何なんだ?」と戸惑う。
こういう場合は、判断がなかなか難しい。
というのも、そのあとの株価の動きは、色々あるからだ。
510円のところに、突如、巨大な売り注文が現れた!
まず、巨大な売り注文を出した側の問題。
どうしても売りたい注文の場合は、売り注文がジリジリと下がってきて、売り板がばらけてきたりもする。
この場合は、大量の売りを成り行きで出すと、約定価格が10円も20円も下がってしまうのを嫌っているのだろう。
逆に大きな売り注文が下がってこずに、ずっと同じところに居座っている場合は、狙いが何かよく分からない。
とにかくその値段以上で売りたいのか、それとも株価上昇を牽制しているのか、それともカラ売りを狙っているのか。
こういう巨大な売り注文は、たいてい引っ込まないことが多い。
閑散銘柄で、大きな注文を出したり消したりを繰り返しているような板もよくあるが、たいていは出っぱなしだ。
なのでここから先は、買方の勢いの問題になる。
大きく分けるとまず
- 巨大な売り注文を買い上がれず終わる
- 巨大な売り注文を買い上がる勢力がいる
の2通りだ。
買いの勢いがなくて、巨大な売り注文を買い上がれない場合は、少し下のところで取引が行われ、大引けまでそのままになることが多い。