急騰する銘柄は、売買のバランスが崩れたときに大きく動く
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デイトレで儲けるにはどうしたらよいか。
低位株やボロ株のデイトレは難しい。
というのもほとんどの時間帯で、株価が横ばい状態になることが多いからだ。
売買高が少なくて、売買代金も少ないような銘柄だと、5分間で全く売買が成立しないこともよくある。
また寄りつきだけ動いて、あとはヨコヨコになったり、前場は激しく動いたが、後場はほとんど閑散化することもある。
なのでこういう銘柄でデイトレしてもムダかも知れない。
ところがこういう閑散銘柄が、何かの切っ掛けである日突然動きだし、メキメキと大幅上昇して、ストップ高になったり、ストップ高目前まで上がったりする。
ただし大幅上昇して高値引けで終わるか、それとも失速して終わるかは、需給次第で何とも言えない。
動意付いた初日は失速しても、翌日からまた動き出す銘柄も多いしね。
初日はもうとにかく、ちょっと上がっても、すぐに売りが出てくる展開になる。
普段、滅多に動かない不人気銘柄の場合は、噴き上がったらすぐに売って儲けようとするカラ売り師も多い。
もともとその銘柄に興味があって付いているトレーダーが少ないため、買いの力が弱いのだ。
だから、値上がり率ランキングに載った瞬間に、すぐにカラ売りが殺到して、せっかく上がった株価が押さえつけられてしまう。
ところが大幅上昇する銘柄の場合は、売りが出ても、またしばらくすると買い上がってくる連中が居る。
そのため、「少し上がる」→「売り崩される」→「少し上がる」→「売り崩される」を繰り返して、上ヒゲだらけの5分足チャートになることが多い。
次のチャートの場合は、10時過ぎまで小幅上昇のまま揉み合った後、上に放れた形のチャートだ。
前場からダラダラ上がるパターン
上のチャートの場合、9時台は上ヒゲだらけで、430円と435円のボックスになる。
5円上がったら、すぐに5円押しさげられる展開がずっと続き、なかなか上昇しきれない。
しかし10時15分くらいから買い優勢になり、揉み合うステージが5円上に上がる。
ここでもやっぱり売りが出て、上ヒゲが並ぶが、さらにもう5円ステージが上がる。
さらに450円前後で半時間ほど揉み合いになり、11時前後から急に買いの勢いが増して480円まで駆け上がる。
こういう風に、買い上がっては売りが出て、その売りをまた買い上がっては、売りが出るという繰り返しが、前場の動きになる。
そして後場に入ると、今度は先に売りが出て、後から買いが入る展開になり、下ヒゲが並ぶ場合が多い。