利確ポイントは、5分足チャートでみつけられるのか?
更新日:
デイトレは、どこで利確するかが、非常に難しい。
1円でもプラスだったら、デイトレはOK!。
…とは言うモノの、せっかく大きな含み益ができたのに、利確チャンスを逃して大儲けをフイにするのは本当に悔しい。
しかしデイトレは短い時間の間に様々な判断をして、売買を決断しないといけないから、それは至難の業だ。
特に朝イチで買った銘柄が、思ったよりも早いタイミングで急騰してしまうと、判断をしくじる。
そうして数十円の値幅をフイにして、ほんの5円だけとか、酷いときには損切りで撤退すると言うこともよくある。
というのも、値動きが早すぎると、心が利益確定に向かないのだ。
私が最近、利確に失敗した銘柄の5分足チャートを次に挙げてみる。
これって、どこが一番、利確しやすかったポイントなんだろう?
利確ポイントを逃した5分足チャートの例(九時半ピーク)
この銘柄のこの日の値動きだと、赤い移動平均線(3本線)が、最初に緑の移動平均線(8本線)を上から下に抜けるミニデッドクロスのポイントがベストの利確ポイントだった。
その次は、ロウソク足が白い移動平均線(21本線)にタッチするところが、次善の利確ポイントだったね。
因みにこの移動平均線は、3本線(赤)、8本線(緑)、21本線(白)で設定している。
数学で有名な「フィボナッチ数列」というのがあるのだが、それを利用した設定法だ。
フィボナッチ数列
0 1 1 2 3 5 8 13 21 34 55 89 …
フィボナッチ数列は「黄金比」に関連する不思議な数列だが、東大入試などでもよく登場する数列だ。
5分足チャートで、なんとなく意味がありそうな組み合わせを探したら、この組み合わせになった。
利確ポイントを逃した5分足チャートの例(10時ピーク)
このチャートの場合も、結果的に、ロウソク足が白い21本線に接触したところが、利確ポイントになっている。
赤い3本線が白い21本線に接触したところが、ギリギリ最後のチャンスだろうけど、実際に個々までのどこかで利確出来たかと言えば、五分五分かな。
というのも、このチャートだけだと、ここは「押し目」に見えなくもないしね。
なので利確するかどうかは、歩み値を見て大口さんがドテン売りに回っているかどうかを、併せて判断する必要があるだろう。