ストップ高は確かに儲かるが…
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ストップ高銘柄は、上手く売買すれば、大きく儲けることが可能な銘柄だ。
業績予想で上方修正だとか、有力企業との業務提携だとか良い材料が出ると、人気が集まって株価が急上昇する。
業績予想で上方修正した企業は、数ヶ月後にまた上方修正の発表をすることもよくあることであるので、一気に人気化する。
特に影響が大きいのは、赤字予想だった企業が黒字に転換する見通しを出したとき。
いわゆる「黒字転換」だが、こういうときは激しく人気が出てストップ高になることも多い。
そして一度ストップ高を記録すると、翌日もまたストップ高になることが多い。
というのもストップ高が続くとさらに提灯がついて、株価が3倍になったり5倍になったりするので、人気が人気を呼んで上昇が続くわけだ。
ところがストップ高銘柄の株価というのは冷えるのも速い。
下がり出すと一気呵成に下がるから、見切りも肝心だ。
ジェットコースターみたいに急落して、結局最初の水準に戻ったりするから、早めに諦めて別の銘柄に行く必要がある。
でもストップ高の魅力にはまってしまうと、なかなか抜けられないんだよね。
図解・ストップ高が終わるとき
ストップ高が続く銘柄は、どこで下げに転じるのか。
この見極めはけっこう難しくて、ついつい深入りしてしまう。
ストップ高が続く最後は、寄り天パターンになって、そこから後場になると大暴落が始るというのがよくある。
たとえばこういう5分足チャートを描いて、ここから下落トレンドになることも多い。
★ストップ高銘柄の最終日のパターンストップ高を続けている銘柄が下げに転じるとき、どこかで大きな売りが出てきてそこから暴落が始る。
寄りつきで上がってまたストップ高を目指すのかなと思ったら、寄り天(寄りつき当たりが最高値)になってしばらく揉み合い、あるところで大きな売りが出たら、そこから暴落が始る。
一旦ストップ高に張り付いたが、そこからはがれて、再びストップ高を目指すのかと思ったら、買いの力がなくなっていて下げが始るというパターンも多い。
★ストップ高はりつきからはがれて下落こうやっていったんストップ高からはがれてしまうと、新しく買いにはいるのは高値づかみの危険性が大になるので、たいていの場合しばらく下落が続くことが多い。
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