ストップ高銘柄狙い
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デイトレで利幅が狙える銘柄は、ストップ高になる可能性のある銘柄だ。
ストップ高というのは株価の上限価格のことで、株取引では一日で株価が大変動しないように値幅制限があり、上限価格(ストップ高)と下限価格(ストップ安)が決まっている。
上限価格と下限価格は、前日終値を基準にして決められていて、たとえば前日の終値が150円だった銘柄は、100円以上200円未満の銘柄だから、上下幅の制限が50円なので100円から200円の間で取引きされる。
つまり150円の株は、100円がストップ安で、それより安くは取引きできない。
また200円がストップ高で、それより高い価格では取引きできないのだ。
ストップ高がどれくらいの値幅になるかというと、株価が500円以上の銘柄の場合はだいたい20~30%。
200円未満の銘柄の場合はだいたい40~50%くらいになる。
ストップ高になる株というのは、どこでストップ高になるかは色々で、寄りつきからいきなりストップ高になることもあるが、たいていはこんなふうな分足チャートを描いてストップ高に到達する。
ストップ高の5分足チャート例
つまりこの途中でこの銘柄を買い付けて、ストップ高の手前で売り注文を出しておけばデイトレ成功って事になるわけだ。
株がストップ高になる理由とは?
ストップ高になる株・銘柄が、なぜストップ高になるかという理由は、銘柄によって様々だ。
一番わかりやすいのは業績の上振れで、予想していた売り上げや利益の上昇よりはるかに良い業績が発表されたときだ。
株式を市場で公開している企業は、3ヶ月毎に業績の状況を発表する義務があるのだが、その時点での達成率とか、今後の見通しなどを株主や投資家向けに発表する。
業績発表が行われる日は決まっているので、業績が上がりそうな企業の株価は、発表前からジワジワと上昇していたりする。
そして業績の詳細が発表されると、そのあと一気に株価が上昇しストップ高になるというわけだ。
業績発表されたすぐ後から上がり出すのは、発表を確認した投資家がすぐに買いに入るからだろうね。
業績上振れは、しばらくの間、株価の上昇要因になることが多い。
また「自社株買い」といって、利益の一部を使って自社の株式を買い付けるというような発表も株価を急騰させる。
これは企業にとっては、外部に支払わねばならない配当金を減らせるし、株主にとっては出回る株数が減って、1株あたりの価値が増すということになる。
あとは「株式分割」の発表があると、株価は急騰する。
株式分割とは1株を100株に分割するということで、たとえば1万5千円の株を100分割して、150円の株100枚にするということだ。
株式分割はたいていの場合、好意的に受け取られる。
というのも従来の何分の一の資金で株取引ができるようになり、今まで手が出なかった投資家の買いが期待できるからだ。
他には、その企業の商品やサービスが、新聞や雑誌、テレビなどのマスコミで取り上げられ、反響があったりすると株価は急騰する。